01 ETC2.0とは
ETC2.0とは、高速道路や有料道路に設置されたITSスポット(路側無線装置)からリアルタイムに送られてくる高速・大容量データを車載器でキャッチして、道路情報と連動してさまざまなサービスが受けられるようになる、次世代型ETCのことです。
01-01 ETC2.0で受けられるサービス
ETC2.0で現在受けられるサービスや割引は以下の通りです。
- ①ITSスポットを介し渋滞回避や迂回路の情報が得られる。
- ②地震や津波発生などの災害・危機管理情報からの支援避難ルートや緊急・応急対応についての情報提供
- ③首都圏の圏央道の普通区間の料金水準(例えば普通車の場合は24.6円/km)の料金に割引
- ④東海環状自動車道普通区間の料金水準(例えば普通車の場合は24.6円/km)の料金に割引
- ⑤道の駅等の休憩施設等への一時退出後に高速再利用を継続料金で利用可能(利用条件あり)
- ⑥特殊車両・大型車両の通行許可申請手続きの簡素化
- ⑦ETCコーポレートカードによる大口・多頻度利用の緑ナンバー車(事業用)の場合、ETC2.0で利用すると、割引率が10%上乗
01-02 今後予定されているサービス
今後、ETC2.0の利用により以下のサービスが予定されています。
- ①渋滞を避けたルートを選択すると料金割引
- ②民間企業との連携で、駐車料金のキャッシュレス決済、ガソリンスタンドやドライブスルーの支払い
02 ETC2.0を導入するには?
便利なETC2.0を導入するにはどうすればよいのか、順を追ってみていきましょう。
02-01 ステップ1:ETC2.0車載器購入
まず、ETC2.0に対応した車載器を購入します。
ナビ連動型やアンテナ一体・分離型等があり、価格帯は¥10,000~¥30,000くらいとなっています。
02-02 ステップ2:ETC2.0車載器取り付け
ETC車載器の取り付け費用は、おおむね¥5,000~¥10,000くらいとなっています。
ただし、インターネットなどで購入し、取り付けだけを依頼した場合は割高になることが多いようです。
依頼せず自分で設置できることもありますが、車載器によっては難しいケースもありますので注意が必要です。
02-03 ステップ3:ETC2.0車載器セットアップ
セットアップ作業とは、ETC車載器に車両情報を入力する作業のことで、ETCの不正利用を防ぐため、登録店のみでしかおこなうことができません。
セットアップ料金は、¥3,000~¥5,000くらいが相場となっています。
セットアップ時には、車載器、車検証、本人の確認ができる運転免許証などが必要です。
社用車や、他人名義の車のセットアップをおこなう際は、委任状が必要となる場合があります。
03 まとめ
いかがでしたでしょうか。
購入からセットアップまで、3つのステップにわけてみてきましたが、ETC2.0車載器の購入から取り付け、セットアップまで同じお店でおこなってもらうことが、トータル金額も安くなり、時間効率もよくなることが多いようです。
2022年問題により、2022年12月1日から一部のETC車載器がつかえなくなります。
このタイミングで、ETC2.0車載器への乗り換えをお考えになるのはいかがでしょうか。
エヌ・ビー・シー協同組合では、今ご利用のETCカードが適切なのか、もっと良い利用方法があるのかなど、ETCにかかわるすべてのご質問にお答えさせていただきますので、ご遠慮なくお問い合わせくださいませ。