地震はいつ起こるかわかりません。
もし起こったらどうするかを事前に準備し、日頃から「もしもの事態」に備えておきましょう。
01 地震が発生したら
運転中に大地震が発生したら、パンクしたときのように突然クルマが激しく左右に揺れハンドルをとられるような感じになります。
落ち着いて対処するよう心掛けましょう。
01-01 走行中揺れを感じたら
走行中に揺れを感じても、決して急ブレーキをかけないでください。
ハンドルをとられたり、後続車両が追突する恐れがあります。
ゆっくりと減速し、可能であればハザードランプを点灯するなどしてまわりの車に注意を促したのち、慌てずに路肩に停車しましょう。
大地震の場合、本線車道は緊急車両が通行することになりますので、道路左側の路肩に停車しましょう。
長大法面の下やトンネルの出入口付近は震度によっては崩落の危険がありますので、極力避けて停車しましょう。
※法面(のりめん)とは、切土や盛土で作られた人工的な斜面のことです。
もしSA、PAで休憩中に強い地震に遭遇したら、係員の避難誘導に従いましょう。
01-02 緊急地震速報を受信したら
高速道路を走行中にラジオなどで緊急地震速報を受信したときには、
・慌ててブレーキをふまず、
・ハザードランプを点灯してまわりの車に注意を促し、
・ゆっくりと減速し、道路の左側に停車しましょう。
※「緊急地震速報」とは?
緊急地震速報は地震の発生直後に、震源に近い地震計でとらえた観測データを解析して震源や地震の規模(マグニチュード)を直ちに観測し、
これに基づいて各地での主要動の到達時刻や震度を推定し、可能な限り素早く知らせる情報です。
02 路肩に停車したら
道路の左側に停車したら、追突事故が起きないようハザードランプをつけ、エンジンを止めます。
後方から進行してくる車から見えやすい位置に停止表示板を置き、余震などへの予防措置をとりましょう。
02-01 車を離れるときは
・エンジンを切り、窓ガラスをしっかり閉め、ドアはロックせず、キーはつけたままにしておきましょう。
(可能であれば車内に連絡先を記したメモを残しておきましょう。)
・貴重品などは、車内に残さないようにしましょう。
・他の通行車両にはねられないため、車内や路肩には残らず、非常駐車帯やガードレールの外など、安全な場所に避難しましょう。
02-02 車両火災が発生したら
・お互いに協力して、初期消火に努めましょう。
1台の火災でも、渋滞していると、すべての車両が火災に巻き込まれる恐れがあるからです。
・車両火災に備え、日ごろから消火器を備えておくよう心がけてください(危険物運搬車には、消火器の設置が義務づけられています)。
03 日頃からの備えと非常用品
日頃からの備えとして、以下のものを用意しておきましょう。
- ①水(常時、1Lぐらいのポリタンクに入れておくようにしましょう)
- ②食料(調理なしで食べられるもの)
- ③灯火類
- ④携帯ラジオ(車がこわれて、カーラジオが聞けないことがあります)
- ⑤応急医薬品
- ⑥毛布
- ⑦ロープ
- ⑧消火器
- ⑨車脱出用ハンマー
04 警戒宣言が出されたら
- ●高速道路の交通規制は
- ・強化地域への流入は制限されます。
- ・強化地域内のインターンチェンジからの流入は、制限されます。
- ・その他、状況に応じて必要な交通規制が行われます。
- ●ドライバーは
- ・慌てずに、ゆっくりと低速走行に移りましょう。
- ・カーラジオ等で、断続して地震情報や交通情報を聞き、その情報に応じて、冷静に行動しましょう。
警戒宣言が出されると、高速道路は緊急輸送路となります。
※警戒宣言時の緊急広報は
高速道路では、本線上の道路情報板や、ハイウェイラジオ、また長大トンネル内のラジオ再放送、
サービスエリアなどの拡声放送等によっておこなわれます。
05 お役立ちリンク
▽事故・道路の異常を発見したら 道路救急ダイヤル[#9910]まで。