今年は11月になっても暖かい日々が続いていますが、冬用タイヤへの交換はお済でしょうか。
11月から2月にかけての雪の降る時期は路面が凍結しやすく、夏に比べて事故の発生率が約3倍になるといわれています。本格的な冬を迎える前に、早めの準備をしましょう。
01 冬用タイヤとは
冬用タイヤとは、スタッドレスタイヤやスパイクタイヤなど、降雪時でも安全に運転できるように作られたタイヤの総称です。 材質や形状などがノーマルタイヤとは違っており、雪道や凍結した道路でもを安全に走行できるのが特徴です。
02 冬用タイヤの装着率
2022年12月に行われた、冬用タイヤの装着率調査の結果を見てみましょう。
- 【国土交通省(関東地方整備局宇都宮国道事務所)発表】
- 冬用タイヤ装着率:87%(大型車90%・普通車86%)
- 冬用タイヤ装着率は87パーセント! ~冬用タイヤの早期装着をお願いいたします~
- 【NEXCO東日本発表】
- 冬用タイヤ装着率:98%(東北6県)
- 早めに冬用タイヤへ交換し安全な冬道ドライブを
- 【NEXCO中日本発表】
- 冬用タイヤ装着率:78%(金沢支社)
- ・地域別装着率
- 北陸地方:90%
- 関東地方:76%
- 近畿地方:69%
- 中部地方:79%
- 高速道路での冬用タイヤ装着率 78%!! 早めの冬用タイヤの装着とタイヤチェーンの携行をお願いします
平均すると決して低い数字ではありませんが、地域によって高低がありますね。雪の多い地方はもちろんのこと、そうでない地域でも急な降雪や路面の凍結に備えて、冬になったら冬用タイヤに交換するようにしましょう。
また、冬用タイヤの寿命は3年から4年といわれています。安全のために定期的に交換しましょう。
03 冬の高速道路を安全に走行するために
NEXCO中日本は、冬の高速道路を安全に走行するための「冬の高速道路安全5則」を提示しています。
- 冬の高速道路安全5則
- 〇しっかり装着「冬用タイヤ」常時携行「タイヤチェーン」
- 〇急ハンドルは絶対にきらない!
- 〇急ブレーキは絶対にかけない!
- 〇車間距離を十分にとる!
- 〇安全速度を絶対に守る!
シーズン初めは雪道走行の感覚が戻っていないこともありますので、冬用タイヤを装着していても、油断せず安全運転を心掛けましょう。また、走行前には天気や積雪の情報を確認し、時間と気持ちに余裕をもって走行しましょう。