仕事でよく一般道路や高速道路を車で運転する機会があり、事故の発生や現場検証は毎回と言っていいほど目撃する。頻度自体は低いが、ロードレイジ(車同士の喧嘩)のような物騒なトラブルもあった。
2017年6月、神奈川県の東名高速道路上で1台の車が他の車を無理やり停め、もみ合っているうちにトラックが衝突、とめられたほうの乗員2名が死亡するという悲惨な事故を契機に、道路上でのトラブルやあおり運転が注目されるようになった。
路上のトラブルは今に始まったことではない。ずっと昔から起こっていたことで、運転年数の長い人であれば1度や2度目撃したことはあるだろう。
欧米では万が一の事故の際に、自分の正当性を主張するための証拠を確保するという目的で、運転手中の動画を自動的に撮影するドライブレコーダーの普及がかなり前から進んでいた。
そのドライブレコーダーはしばしば路上トラブルを捉えることもあり、その様子が動画サイトでいくらでも見ることができる。
その一方で、日本ではなぜか諸外国に比べてドライブレコーダーの普及が遅れ気味であったが、今回の事件で装備する法人は確実に増えた。
ドライブレコーダーは「SDカード型」と「通信型」に分けられる。通信型は事故発生時の状況がリアルタイムに確認できるだけでなく、運転者の安全意識の向上や事故そのものを予防するといった効力が期待できる。社用車のドライブレコーダーなら、これから主流となる“通信型のドライブレコーダー”の搭載をお勧めする。
社用車にこそ搭載したい!通信型ドラレコメリット
万が一の事故も、現場と本社でリアルタイムに対応可能
安全運転指導が的確かつ効率的に
社用車にかかるコストを削減
煩雑な車両管理業務課サポート
1、万が一の事故も、現場と本社でリアルタイムに対応可能
事故が発生した場所はもちろん、クラウドにアップされたドライブレコーダーの映像を確認することで、事故発生時の状況を詳細に把握できる。場合によっては、事故を起こして動転し、冷静な判断ができない状態にあったり、ドライバー自身がケガをしていたりする場合もあるかもしれない。そのようなときも事務所にいる社員がドライバーに代わって迅速に初動対応に当たることができる。
2、安全運転指導が的確かつ効率的に
事故発生予防のため、ドライバーの運転の癖まで詳細に把握できる。事故が起きたり、危険な運転があったりしたときだけでなく、運転開始時から降車時まで、すべての運転が診断対象。
また、全ての運転は映像としてクラウドにアップされる。そのため、もしもの事故や危険運転の映像もクラウドに残る。継続的な指導を行うことで、運技術や安全意識を高め社用車の事故件数の軽減に成功した事例も数多くある。
3、社用車にかかるコストを削減
運転習慣の改善によって事故件数が減ると、結果論として社用車の修理代、業務の遅れをリカバリーするためのコストなどを低減することになる。また安全でやさしい運転は燃費改善にもつながり、ガソリン代の節約にもなる。
4、煩雑な車両管理業務サポート
・社用車の利用状況の確認
走行履歴がクラウドで一元管理できます。その日ドライバーがどの車両でどこを走行しているのか一目で、リアルタイムで把握できる。
・日報・月報
その日の走行距離や行先などが把握でき、効率的なルート変更改善などもできる。
ドライブレコーダーは、ETCコーポレートカードのように短期的にコスト削減がみられるものではないが、長期的にみると、車両維持費のコスト削減につながる。また、日報で、その日どの車に誰が乗っているかさえ把握できれば、日報で日々の行動は管理できる。
社員の安全とコスト削減のため、ドライブレコーダーを導入していない企業は、一度検討してみては。